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マルシャ、2014年のF1エンジン決定は4月末

2013年03月30日(土)10:38 am

マルシャのチーム首脳が、2014年F1シーズンにエンジン供給元を変更することを事実上、認めた。2013年シーズンをコスワースエンジンで戦う唯一のチームであるマルシャは、フェラーリあるいはメルセデスのエンジンを検討しているようだ。

現行のV8エンジンに代わり、2014年シーズンからはV6ターボエンジンが採用されることが決まっているが、コスワースがこの新型エンジンの開発を進めているか否かは不明であるばかりか、F1撤退が濃厚だと言われている。

コスワースが撤退した場合には、マルシャはほかのエンジンメーカー、つまりルノー、フェラーリ、メルセデスの3社の中から選び、エンジンを購入することになる。このうちルノーについては、先日トロ・ロッソが交渉をもったが、エンジン供給先のチームをこれ以上増やす意思のないことが明らかになっている。したがって、マルシャの選択肢はフェラーリとメルセデスにしぼられる。

マルシャのチームCEOアンディ・ウェブは「明白だろう。コスワースが撤退するなら、われわれはフェラーリとメルセデスのどちらかを選ぶことになる」と語り、こう続けた。

「どちらとも話をするつもりだ」

「今のエンジンと比べて、費用が大きくかさむので、エンジンの価格は(供給元を選ぶにあたり)重要な要素だ」

「そして、良いパートナーとなるメーカーを選ぶことも大切だ。1カ月以内に決定を発表できることを願っている」

マルシャはフェラーリのドライバー育成プログラム出身のジュール・ビアンキを2013年シーズンのレースドライバーに起用していることから、フェラーリエンジンの採用が有力視されている。

いずれにせよ、まもなく最終的な結論が出るとウェブは明かしている。

「2014年のクルマはもう風洞実験に入っている」

「すでに、2014年のエンジンの要件に関するさまざまなデータを確認している。パートナー決定にこそ至っていないが、多くの情報が手元にある」

「もちろん、エンジンが早く決まるに越したことはない。できれば、4月末までには決めたいところだ」

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