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フェラーリやロータスはタイヤの変更に反対

2013年03月28日(木)12:20 pm

フェラーリとロータスは、ピレリが2013年仕様タイヤのコンパウンドを変更する動きには反対の姿勢をとるだろう。

F1マレーシアGP決勝では、レッドブルが1-2フィニッシュを決めた。そのレース前にレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリが、今シーズンここまでのところ非常に性能低下が激しいとの議論を呼んでいる2013年仕様のタイヤについて、変更を加えることを「約束した」と語っていた。

伝えられたところによれば、レッドブルとメルセデスAMGは、ピレリに対して、自分たちのデータを解析した結果、今季用タイヤは非常に速く走ることができるクルマに装着すると、より速く摩耗が進んでしまう、との苦情を持ち込んだとされている。

マルコは、「ピレリは(状況を)理解したと思うし、遅くともバーレーンGP(4月21日決勝)までには違うコンパウンドを準備するとの約束をとりつけた」、とマレーシアで語っていた。

ところが、皮肉なことに、マレーシアGPの前までは声高にタイヤに関する不満の意を表していたレッドブルとメルセデスAMGがマレーシアでトップから4位までを独占する結果となり、今やタイヤに関する苦情も鳴りを潜めてしまったようだ。

いずれにせよ、安全上以外の理由によって現時点で使われているタイヤを変更する場合には、全チームの総意による要請が必要とされることになっている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、キミ・ライコネンが開幕戦のオーストラリアGPで優勝を飾ったロータスでは、タイヤを変更しようという動きに対しては、それがどんな形であれ「拒否」するだろうと報じている。

さらに、フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリも次のように語った。

「ピレリは、緊急的な安全上の問題でもない限り、チームの合意なくして何かを変えることはできない」

「2レースが終わったところでうろたえても意味がないよ」

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