2013年F1第2戦マレーシアGPが3月23日(土)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km)で2日目を迎え、現地時間13時(日本時間14時)からフリー走行3回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分36秒435でトップになった。
F1第2戦マレーシアGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
セッション開始時の天候は晴れ。気温32℃。路面温度は42℃。22日(金)のフリー走行2回目に降りだした雨により、ミディアムタイヤでの一度に多くの周回を走るロングランや一発アタックの走りに不安を残したドライバーもいる中、一夜明けて各チームがどう対応してきたか、これからの60分が見ものだ。
日本時間14時、グリーンランプ点灯とともに、各車がシステムなどを確認するインストレーションラップに出て行く。装着タイヤは全車ともハード。
上位勢で最初に計測ラップを始めたのはマーク・ウェバー(レッドブル)、ベッテル、キミ・ライコネン(ロータス)など。フェラーリの2台はいつものようにガレージで様子見だ。開始12分、まずはライコネンが1分38秒474でトップタイム。これを1分38秒218でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が上回る。
開始16分、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が1分37秒台に突入。路面温度は45℃まで上昇している。このあたりでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がコース上へ。マッサはピットにとどまる。
開始18分、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が1分37秒527で全体トップ。ロズベルグも1分37秒916にタイムを短縮した。この時点でタイムを出していないのは、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、マッサ、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)の4台のみ。レッドブル勢はすでに2ケタの周回を重ね、ピットに戻っている。タイヤを見ると、かなり使い込んだ感がある。
セッションの折り返し時点で、まだマッサがピットから出てこない。トラブルではなさそうだ。
トップは相変わらずハミルトン。2番手にスーティル。3番手ライコネン。4番手ロメ・グロジャン(ロータス)。5番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)。6番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)。7番手ロズベルグ。8番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)。ここまでが1分37秒台を計測している。
残り29分、ようやくマッサがコースイン。ロズベルグ、ジュール・ビアンキ(マルシャ)、マックス・チルトン(マルシャ)の3名がミディアムに履き替えて走行している。
そのうちロズベルグが1分36秒949でリーダーボードの一番上へ。チームメートのハミルトンはピットで調整中だ。残り25分、バトンがハードタイヤで1分37秒521を出して2番手。僚友ペレスは1分38秒台を切れていない。残り18分、ミディアムを履いたウェバーが1分36秒613で2番手。
ここまで最下位タイムだったベッテルだが、やはりミディアムを装着、第2セクターで全体最速を出しながら1分37秒548を計測、6番手でピットに戻る。
残り14分、ほぼ全車がピットに帰還。これからいよいよ予選シミュレーションだ。残り11分、バトンが新品のミディアムでタイムアタック。1分36秒850で3番手。それ以上に速いのがバトンの後ろを走るスーティル。1分36秒588で2番手。一発の集中力は1年のブランクを経ても相変わらずだ。そして、ハミルトンが1分36秒568を出して全体トップに。
残り4分、ほぼ全車がミディアムを装着、コース上にいる。ベッテルが1分36秒435でトップを奪う。ここまで10番手タイムのアロンソ、前をふさがれたため最後のアタックを中止、ピットに入ってしまった。
日本時間15時にチェッカーが振られセッション終了、ベッテルが首位、2番手ハミルトン、3番手スーティル、4番手ウェバー、5番手ライコネン、6番手ディ・レスタ、7番手バトン、8番手マッサ、9番手ロズベルグ、ここまでが1分36秒台。10番手アロンソは1分37秒台に終わった。
予選はこのあと日本時間17時にはじまる。