かつてザウバーやトヨタで活躍した元F1ドライバーのミカ・サロが、2013年シーズンの開幕戦で苦戦したウィリアムズに、立ち直るだけの力があるのかとの疑問を投げかけた。
現状ではマクラーレンも同様にスランプ状態に陥っているが、サロは、マクラーレンはすぐに巻き返してくるだろうとフィンランドの放送局『MTV3』に次のように語った。
「彼ら(マクラーレン)については、早ければ次のレース(マレーシアGP/3月24日決勝)あたりから改善が見られると思うよ」
「あれだけの人材や設備があれば改善できるはずだし、これまでにもそういうことを見てきた。スタートが悪かったとしても、彼らはすぐに改善して、レースに勝ち始めていたからね」
だが、サロは、マクラーレンに対して規模が小さく、人員数や設備面で後れを取っているウィリアムズについては、同じような立ち直りを見せるのは難しいのではないかと考えている。
サロは、同じフィンランド出身であり、今季の開幕戦であるF1オーストラリアGPでウィリアムズからデビューを果たしたバルテリ・ボッタスに言及しながら、次のように続けている。
「彼はいろんなことにうまく対応していたものの、結果は悲惨だった。クルマが良くないんだ。ほかのチームと比べてもほとんど最低レベルだよ」
「ウィリアムズはこれからやるべきことがたくさんある。確かに経験豊かなチームだよ。でも、クルマがこれほど悪いときにそれを改良するだけの人材や設備を持っているのかな?」