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F1開幕戦オーストラリアGP予選Q1、詳細レポート

2013年03月16日(土)17:32 pm

2013年F1開幕戦オーストラリアGPが3月16日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎えた。

【結果】F1開幕戦オーストラリアGP予選Q1、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は雨。気温18℃。路面温度は18℃。フリー走行3回目中に降りだした雨は激しくなるばかり。予選開始予定時間の現地時間17時(日本時間15時)、競技委員会から10分、追ってさらに20分、計30分の遅延が宣言された。

また、統括団体FIA(国際自動車連盟)は競技委員会と各マシンを結ぶテレメトリー(遠隔データ収集システム)の不具合を発表。予選と明日の決勝、黄旗(追い越し禁止及び減速の義務)や青旗(後方注意)のコックピット表示、レースコントロールによるDRS(空気抵抗低減システム)の強制解除等ができなくなった。

したがってドライバーはチームの無線指示、コース上のマーシャル(監視員)による旗提示に従って走行するしかない。5人いる今季の新人ドライバーにとって、いきなりの試練だ。

昨年末、HRTがF1から撤退したため、今年から予選Q1とQ2で脱落するドライバーがそれぞれ一人ずつ減った。予選Q1は20分間。17番手から22番手がここで予選を終える。

日本時間15時30分にQ1開始。全車ウェットタイヤを装着。こうしたコンディションのため、DRSは全面使用禁止だ。

開始5分、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がリアからコースオフ、続いてギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)もフロントをヒットして、それぞれマシンを痛めた。ヴァン・デル・ガルデはピットへ。ハミルトンはチームからの指示に反してコース上にとどまっている。

開始9分、フェリペ・マッサ(フェラーリ)もスピンして壁にヒット、同じくノーズを無くして一旦ピットに戻った。

Q1残り8分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分46秒188でトップタイム。このタイミングでウェットからインターミディエイト(浅みぞ)に履き替えるマシンが続出。そのうち、真っ先に決断したのがジェンソン・バトン(マクラーレン)だ。残り3分で1分45秒192を出してトップ更新。これを皮切りに、リーダーが目まぐるしく変わる。

Q1残り1分弱、シャルル・ピック(ケーターハム)とエステバン・グティエレス(ザウバー)が相次いで激しくクラッシュ。チェッカーが提示され、もはやこれまで。

Q1で予選を終えた17番手から22番手は以下のとおり。

17番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、18番手グティエレス、19番手ジュール・ビアンキ(マルシャ)、20番手マックス・チルトン(マルシャ)、21番手ヴァン・デル・ガルデ、22番手ピック。

ピックは予選通過の基準となるトップから107%のタイムを記録できず、決勝出場の可否は競技委員会の判断となる。

Q1のトップ5は、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ロメ・グロジャン(ロータス)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)だった。

Q1終了後、また雨脚が強くなってきた。Q2開始を1時間(日本時間16時50分、現地18時50分)遅らせるが、上空はどんどん暗くなる。メルボルンの日没は、現地時間で19時38分だ。

そして、日本時間16時47分ごろ(現地時間18時47分)、残りの予選延期が正式決定。Q2とQ3は、日本時間17日(日)9時、現地時間11時に行われることになった。

【写真】F1オーストラリアGP金曜日(全30枚)

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