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V6ターボエンジン、導入前に追加テストの予定なし

2013年03月16日(土)10:35 am

2014年シーズンから、エンジンを含めてF1の規約が大きく変更されるが、運営側は規約対応のためのテストの機会を増やす予定はないようだ。

現在F1ではシーズン中、オフシーズンを問わずテストの回数が厳しく制限されており、チームは新パーツのテストの多くをグランプリ週末のフリー走行セッションで行っている。F1のエンジンが現行のV8エンジンからV6ターボエンジンに変更されるのに伴い、2014年シーズン開幕前の冬季テストについて、複数のエンジンサプライヤーが早期のテスト実施あるいはテスト期間の延長を求めていた。

この要望に関するFIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティングの発言をロシアの『f1news.ru』が伝えた。「チームとは話し合いをしているが、チーム側はテスト日数の増加を求めていない」

新エンジンへの対応を例年通りの冬季テスト日数で行うことにチーム側が合意していることを匂わせた発言だが、その一方で、ドイツ語の『Spox』は、いわゆる規約の抜け穴に関するホワイティングの言葉を伝えている。

2013年シーズン開幕前冬季テストでは、ルノーのエンジンマップやウィリアムズの排気システムなどが疑惑を呼び、チームは土壇場での変更を迫られた。エンジンという非常に主要な部品に同様の疑惑が持ち上がり、その使用が禁じられる事態が起これば、例年通りの冬季テスト日程では対応が間に合わないこともあり得る。ホワイティングはそのような事態は起こらないとの見通しを語りながらも、「(2014年シーズン開幕前までの)1年の間に、何が起こるかは分からない」と、何らかの措置をとる可能性を残した。

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