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マッサ「僕に対する期待が大きくなった」

2013年03月14日(木)18:41 pm

フェラーリのフェリペ・マッサが、メルボルンのアルバート・パークで開催される今季の開幕戦であるF1オーストラリアGP(3月17日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:冬のテストは今年に向けての自信につながりましたか?

マッサ:ここでその答えが分かるよ。テストはあくまでもテストだし、すべてのチームが同じ量の燃料を積んで、同じタイヤで走るのが見られるのはこれが初めてだからね。新たなシーズンでは誰もがゼロポイントからのスタートだ。僕たちは新しいクルマをつくるにあたって、どのような方向性で行くべきかということについて、昨年から多くのことを学んだ。だから新車は間違いなく、昨シーズンのものよりは良くなっているよ。

マッサ:F138(フェラーリの2013年型車)は、昨年のクルマに比べて問題はかなり少なかったし、数値によって驚かされることも減っていた。テストでは期待通りの形で機能してくれていたよ。運転したときの感覚もさらに良くなったし、かなりいい形でシーズン開幕を迎えられると思う。今週末の結果によって、チームの力関係についてのすべての答えが明らかになるとは思わないけれど、いい方向に向かってスタートが切れるだけのクルマがあると確信している。土曜(予選)と日曜(決勝)で、いくつかの答えが見えてくるだろうね。

Q:気温が低い状態で行われたシーズン前テストでは、ピレリの新しいタイヤが昨年のものと比べて早く性能低下が起こる傾向があるということが話題に上っていましたね?

マッサ:タイヤは、昨年のものより少し軟らかくなっているし、重要なことは、ここアルバート・パークではスーパーソフトが使われるということだ。昨年のソフト側タイヤはそれより一段階硬めのソフトタイヤだった。だから、タイヤがどういう作用をするのか興味深いね。僕らは、全ての違うタイプのタイヤについて可能な限り理解するようにしてゆく必要がある。でも、そのことは過去にやってきたことと何も変わらないんだ。タイヤについて学び、それらに合わせてクルマをどうセットアップするかということから始めるのはいつも同じだからね。

マッサ:タイヤをいたわるためにできることがあるかって? 昨年のF1シンガポールGPを思い出してみてよ。僕は最後のスティント(ピットストップからゴールまで)で、予想よりも何周も多く走ってみせた。僕は注意深くしていたし、スーパーソフトタイヤに合わせてドライビングスタイルを変えたんだ。それによってセーフティカーが出動したときもそのまま走り続けることができて、いくつもポジションを上げることができた。だから、答えはイエスだよ。いつだってタイヤの性能低下を抑えるために自分のドライビングスタイルを変えることは可能なんだ。付け加えて言えば、シーズン中のクルマの進化のさせかたによって、タイヤ管理もやりやすくできるよ。

Q:昨年後半には、あなたが調子を取り戻したことが大きな話題のひとつとなりましたが、今年も全19戦においてフェラーリの誰もが、あなたがもっと結果を出すことを期待していると思います。

マッサ:2012年後半の調子がとても良かったことで、僕に対する期待が大きくなったと思う。優勝することはできなかったけれど、クルマの能力が低かったことを考えれば、自分としてもいい仕事ができたと思うし、今年に向けてのいい準備になったと思うよ。クルマもタイヤもすべて昨年とは違うけれど、ルールはほとんど変わっていないから、今年はもっといいシーズンが送れると感じているし、最初から最後までもっと一貫性のあるシーズンにできると思う。本当に、そうする自信があるんだ。

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