2007年に悲願のF1チャンピオンになり、2010年から2年間ラリーに参戦するも、2012年シーズンにF1へ復帰したキミ・ライコネン(ロータス)。F1の政治的な側面に嫌悪感をもっていると言われるライコネンの母パウラが、驚きをもって息子のF1復帰を受け止めたと明かしている。
寡黙で知られる一方、独特のキャラクターにファンも多いライコネンは、復帰1年目の2012年シーズンに1勝を挙げたばかりか、ドライバーランキングで3位になる見事な活躍をしてみせた。
ライコネンのF1復帰が現実味を伴って報じられた2011年の終わりごろ、ライコネンの母パウラはその報道に驚きを隠せなかった、とフィンランドの『MTV3』に明かした。
「息子がウィリアムズと交渉している、といううわさを聞いたものだから、本人に聞いてみたのよ」
「そうしたら、できればロータスに行きたいんだって言ったのよ、その方がいい選択肢なんだ、って。驚いちゃったわ」
「キミがF1を離れたのは、ウンザリしてしまったからだとキミの友人たちから聞いていたのよ。なのに、急に復帰するなんてね」
「ちょっと(F1を)お休みしたのがよかったのかしら。今は、またレースを楽しんでいるみたい」