ドイツのモータースポーツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の分析によると、今季F1でストレートスピードが最も遅いのはレッドブルであるようだ。
先週開催されたバルセロナテストの最終日とその前日、ホームストレートでの計測において、レッドブルの2013年型F1マシンRB9のスピード(時速307km)が最速のマルシャのマシンと比較して時速12.8km劣ることをモータースポーツジャーナリストのミハエル・シュミットが確認した。
コスワースエンジンを搭載しているマルシャに続いたのはフェラーリ、そして同じくフェラーリエンジンを使用するザウバーであり、時速316.7km。またメルセデスエンジンを積むフォース・インディアの速度も同程度のものであった。
その次がメルセデスエンジンのマクラーレンで、ルノーエンジンを搭載するチームの中では最速の時速314.9kmを記録したロータスがこれに続いた。
トロ・ロッソ(フェラーリエンジン)やウィリアムズ(ルノーエンジン)でさえも、レッドブルより時速5km以上速かった。
しかしシュミットは「レッドブルが示してきたように、ストレートスピードでレースが決まるというわけではない」と明言している。