F1の最高権威バーニー・エクレストンは、HRTの後を追ってF1を去るチームはないと強調した。
全11チームのうち、統括団体とチームが結ぶコンコルド協定に合意していない唯一のチームと言われているのがマルシャだ。マルシャは2012年シーズンを年間11位で終え、コンコルド協定に基づいて年間ランキング10位までのチームに支払われる分配金を惜しくも逃してしまった。
しかし、先週小規模チームの代表らと話し合いを行ったエクレストンは、F1のビジネス・ジャーナリストのクリスチャン・シルトに対し、「どのチームも大丈夫だ」と述べた。
『Autoweek(オートウィーク)』にも「マルシャを含むすべてのチームと契約を結んだ」とエクレストンは話している。
「マルシャは引き続き参戦する。個人的にマルシャはもうおしまいかと思っていたが、そうではないようだ」
マルシャのスポーティング・ディレクターを務めるグレアム・ロウドンも、エクレストンとの最終的な合意に関する「話し合い」が現在も行われていると認めた。
エクレストンは、各チームとも条件に満足しているはずだと述べ、「すべてのチームが、神よりもお金を手にした」と皮肉った。