バトン「MP4-28はこれまでで最高のクルマ」
31日（木）に2013年型車MP4-28を発表したマクラーレンのジェンソン・バトンが、新シーズンを前にした心境を語った。
バトン：ホーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーとして4年目のシーズンを迎えようとしているけど、これまで以上にますますこのチームの力と可能性についての理解が深まってきている。今年はまさにこれを継続させ、強化させるための年になる。
バトン：2013年に最も大きく変わったことが新しいチームメートにチェコ（セルジオ・ペレスの愛称）を迎えたことだ。新しい仲間と仕事を始めるのはいつだって楽しく、奮起させられるものだし、もうすでにとても前向きに働ける関係ができたように感じているよ。
バトン：自分自身の経験から言って、最初にマクラーレン・テクノロジーセンター（チーム本拠地）へ足を踏み入れたときには圧倒されるような感じを受けるものだよ。でも、僕はすぐにくつろぐことができたし、マクラーレンの全員がどれほど温かく迎え入れてくれようとしていたかも覚えている。チェコもきっとすでにかなり気が楽になっているはずだ。
バトン：2012年シーズンを通じて、僕たちは非常に強かった。でも、いくつかの理由によって、その力をすべてまとめきってタイトルを獲得することができなかった。それが、2013年に向かうにあたって僕たちが取り組むべきことだ。このクルマのためにみんなが一緒になってどれだけ密接に働いてきたかを見てきているし、非常に力強いシーズンを送るための基盤を得られたと思っている。
バトン：最初のレースから鉄壁の信頼性を発揮できるようにするため、これから開幕を迎えるまでの間懸命な作業をすることになる。戦略面でも同様に、僕たちは昨年いろいろ学び、それを発展させてきたと思っているし、それによってより円滑に、より強い戦いを進めることができるはずだ。
バトン：さらに、今日行われたマクラーレンの歴代車両によるデモンストレーションによって、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーであることをものすごく誇りに思うことができたと言っておきたい。モータースポーツを愛する人なら誰もが、今日ここで目にした数々のクルマの猛々（たけだけ）しさや音によって感動を覚えたはずだ。ああいったクルマには本当に鳥肌が立つよ。
バトン：今年のクルマはこれまでで最高だ。僕は、エンジニアたちが、すべてのエリアからありったけのパフォーマンスを引き出すためにあらゆる可能性を探っていたことを知っているからね。早くクルマに乗るのが待ち遠しいし、マクラーレンで働くすべての人たちの内に息づいている素晴らしい伝統をさらに積み上げてゆきたいと思っている。
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