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レース・オブ・チャンピオンズでチーム・インドがアジア代表に

2012年12月16日(日)11:31 am

モータースポーツのシーズン締めくくりとも言えるレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)がタイのバンコクで開幕し、今年初めて行われたROCアジアで、チーム・インドのナレイン・カーティケヤンとカルン・チャンドックが優勝した。

【関連写真】レース・オブ・チャンピオンズの様子

14日(金)、バンコクのラジャマンガラ・スタジアムで行われたROCアジアで、初参加したカーティケヤンとチャンドックのチーム・インドは、グループステージで6戦4勝して決勝に進出した。

決勝では、トヨタ・チーム・ガズー・ジャパンと対戦。今年のニュルブルクリンク24時間レースでクラス優勝した大嶋和也と井口卓人に対して、チーム・インドが2勝し、優勝を飾った。

カルン・チャンドック
「すごくいい夜になった。トップで終われて本当に良かったよ。望んでいたほど簡単にはいかなかった。気に入っていたクルマがあったけれど、希望と逆のクルマで走ることになってしまったんだ。でも、結局うまくいった。すごく楽しかったし、ここでの初挑戦を心から楽しんだよ。最終的に全員とフェアに戦ってしっかり勝つことができたと思う。それがレース・オブ・チャンピオンズの醍醐味だ。同じクルマ、同じコース、同じコンディションで戦う。初めてのROCアジアでの優勝は、チーム・インドにとってちょっとした歴史になるね。とても素晴らしいことだよ。また明日、一から挑戦するよ」

ナレイン・カーティケヤン
「僕もカルンもレース・オブ・チャンピオンズに初めて参加した。ここまで、このイベントを本当に楽しんでいるよ。独特の形式で、コースはかなり細かくて狭い。だから、どのクルマでも1周正確にまとめるのはやりがいがあった。でも、とにかくそれぞれのクルマの最高の力を引き出すことが重要なんだ。本当に短時間で慣れる必要があるし、完ぺきなラップがいるからミスできない。トップになれてうれしいよ。これで、残りのイベントを心待ちにすることができる。やる気は満々だし、明日は世界を相手に戦うよ!」

チーム・インドは、15日(土)開催の国別対抗戦、ROCネーションズカップに出場する。チーム・タイも、開催国として参加する。チーム・タイは、2010年のスーパーカー・タイランドのチャンピオンであるナッタヴデ・チャロウェンスカワッタナとツーリングカーのティン・スリトライのコンビで、グループステージでトヨタ・チーム・ガズー・ジャパンと並ぶ3勝を挙げたが、タイム差で惜しくも決勝進出を逃した。

チーム中国は、F1テストドライバーのタン・ホー・ピンと、世界一読まれているブロガーでもあるラリードライバーのハン・ハンのコンビ。この2人は2009年北京のオリンピックスタジアムで開催されたレース・オブ・チャンピオンズに出場し、ネーションズカップで準決勝まで進出した。しかし、今回はそれぞれ1勝を上げてグループステージで敗退した。

ROCアジアに先立って、ROCタイも開催され、開催国のタイからチャロウェンスカワッタナ、スリトライ、ナッタポン・ホーソンクン、ドリフトキングのサク・「キキ」・ナナの4人が参加し、まず総当たり戦を行った。

上位2名のウェンスカワッタナとスリトライが決勝を戦い、49歳でバンコク在住のチャロウェンスカワッタナが優勝した。この2人がチーム・タイとしてROCアジアに参戦、15日(土)のネーションズカップと16日(日)の個人戦にも参加する。

ナッタヴデ・チャロウェンスカワッタナ
「今日は素晴らしいレースだった。ファン全員に感謝したい。力強い応援をもらった。経験も役に立ったけれど、一番大きかったのはミスをしなかったことだ。今回がタイでの初開催だけれど、来年もまた戻ってきてほしい。来年も機会をもらえるなら、絶対にまた参加するよ」

今年のROC参加ドライバーは、F1で7回王者になり今年で引退したミハエル・シューマッハ、2012年にF1で3連覇を達成したセバスチャン・ベッテル、さらに2輪の世界選手権MotoGPから、かつて5連覇を誇った王者ミック・ドゥーハンと2012年チャンピオンのホルヘ・ロレンソなどが名を連ねている。

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