昨年7,900万ドル(約63億2,395万円)の損失を記録したマルシャが「未来の出資者たち」と協議中である。これはF1ジャーナリストのクリスチャン・シルトが報告したものだ。
『Guardian(ガーディアン)』紙の中でシルトは、マルシャのチームCEOの座にあるアンディ・ウェブの、「未来の出資者たち」と話し合いの最中であると同時に新たなスポンサー探しに励んでいる、との言葉を引用した。
そしてそれらの交渉の進ちょく状況を「首尾よく進んではいるものの、まだ完了したとは言えない。よって、どうなるかは不確定なままだ」とウェブは評した。
またウェブはチームのコスト上昇の原因として、「チームの人事、インフラ、工場への投資」を挙げている。
なおシルトは、マルシャの資産価値を7,200万ドル(約57億6,360万円)と見積もった上で、チームの借入額は1億2,500万ドル(100億625万円)にも上ると予想した。
しかしマルシャがこのままチームランキングを10位で終えることができれば、F1利益分配などを規定するコンコルド協定に定められているように数百万ドルを得ることが可能になる。