ロータスのキミ・ライコネンが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるアブダビGP(11月4日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:これまで、アブダビでの調子はどうでしたか?
ライコネン:これまでアブダビのヤス・マリーナ・サーキットではたった1度だけ走ったことがあるだけなんだ。フェラーリでの最後のレースだったし、当然ながらラリーへ転向する前の最後のレースでもあったよ。
Q:そのレース以後、あなたは2年間F1レースから遠ざかってしまったわけですが、そのこととアブダビのレースのことは何か関係がありますか?
ライコネン:正直なところ、退屈なレースだったよ! 僕は12位という後ろのほうの位置でレースを終えたんだけど、レースの間中どうすることもできなかったんだ。このサーキットでの記録を塗り替えたいと思っているし、今度はきっともっと面白いレースになるはずさ。
Q:サーキットについてはどう思いますか?
ライコネン:施設についてはアブダビはどこにも負けないね。コースのレイアウトは追い抜きがとても難しいものになっているよ。追い抜きをかけられるところがそれほどないんだ。予選を本当にうまくやって上位からスタートし、いい結果に結びつけないとならないね。コーナーがたくさんあるから、全体的に大きなダウンフォースとグリップが必要なんだ。縁石もうまく使う必要がある。
Q:ヤス・マリーナ・サーキットで、特に難しいところはありますか?
ライコネン:日中から夜にかけてのレースになることで、ほかのサーキットでは見ることのできない、違った難しさがあるよ。太陽の光のもとでスタートし、照明のもとにレースを終えるわけだからね。ほかとは違うし、面白くて、華やかでもあるよ。
Q:インドGP(前戦)のことを簡単に振り返ってもらえますか?
ライコネン:クルマの調子はとてもよかったんだ。でも直線コースで追い抜くことができなくて、それを全く生かすことができなかった。すごく残念だったけど、それがすべてだったよ。土曜日に、予選に合わせたセットアップを選択したのに、あの位置(予選7番手)になったことで、その代償を払わされたね。
ライコネン:スピードはあったんだけど、それが本当に必要な場所(ストレート)ではそれほどでもなくて、誰かの後ろについたときにも、できることはそれほどなかった。ラップタイムはよかったから、表彰台を狙えるクルマだと本当にそう考えていたんだよ。でも、土曜日に失敗したおかげでそのチャンスが消えてしまったんだ。ドライバーズタイトル争いからはかなり退いてしまったと思う。でも、次のレースではもっとポイントが稼げるだけのスピードがあることを願っているよ。
Q:アブダビではE20(ロータスの2012型車)が活躍できると考え、それを楽しみにしていますか?
ライコネン:できれば、もう少しうまくやって、レースでのスピードを生かして何ポイントか獲得したいね。クルマはいいんだから、もし予選でもっと上位に食い込むことができれば、そのときはこれからのレースでいい結果を残すことができると思うよ。