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グロジャン「アブダビではGT1で勝ったこともある」

2012年11月02日(金)12:50 pm

ロータスのロメ・グロジャンが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるアブダビGP(11月4日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:あなたの目からみて、ヤス・マリーナ・サーキットはどんなサーキットですか?

グロジャン:アブダビも異国情緒のあるところだね。サーキットは年間を通じてそれほど使われていないから、最初はグリップがかなり低いだろう。テレビで見る限り、サーキットはとてもきれいだし、2速ギアを使うコーナーがたくさんありそうだから、それはE20(ロータスの2012年型車)に合っているはずだよ。楽しみだね。

Q:このサーキットではどういう経験をしていますか?

グロジャン:アブダビにはとてもいい思い出がたくさんあるし、サーキットのこともよく知っているよ。昨年はGP2(F1の下位カテゴリー)アジアシリーズのレースでポールポジションをとって、レースでも2位になっているし、GT1世界選手権(市販車ベースのレースカーで行われるレースシリーズ)でも勝ったことがあるんだ。最近では、昨年、このサーキットでのフリー走行で今のチームからF1復帰を果たしたんだよ。だから、またここに戻るのを楽しみにしているんだ。いつもだいたいいい天気だし、訪れるにはいいところだよ。僕たちに何ができるか、楽しみだ。

Q:インドGP(前戦)ではグリップ不足に悩まされていましたね。アブダビでは最初からいいグリップが得られると思いますか?

グロジャン:アブダビもインドと似たようなものになるだろうね。でも、同時にV8スーパーカーのレースも行われるから、それによって路面がかなりきれいになると思うよ! インドよりももう少しグリップがあることを期待しているよ。僕はだいたいいつもブレーキを遅らせる方だから、グリップがないとかなり大変なんだ。

Q:先週末(インドGP)は、コアンダ効果排気システム(※)を初めて使いましたが、どんな感じでしたか?

グロジャン:コアンダ効果排気についてはだいぶよく分かってきたよ。グリップが低い状況のときに、特に予選でもっといい結果が出せるようにするため、まだやることがあるけれどね。その部分は改善できると思っているし、そうすれば決勝でのクルマはいつものようにとても速いからね。これからも手を加えていくし、アブダビではいい結果を残せるよう頑張るよ。

グロジャン:特に、インドではフリー走行1回目も2回目も、そして3回目もよくなかったから、今週末はそれよりもいい形で週末をスタートさせたいね。(インドでは)すぐにクルマからいい感じを受けることができなくて、週末を通じて後れをとってしまったんだ。アブダビではこのシステムをうまく使わないとね。目標はいい形でスタートし、懸命に作業を行って、もっと知識を持ったうえで予選に臨むことかな。

Q:インドでの決勝レースはどうでしたか?

グロジャン:正直に言って、僕にとっては今シーズンでの最高レベルのレースだったと思うんだ。すべての周回で100パーセントのドライビングができたからね。スタートもうまくいって、ポイントを取るため、本当に懸命に攻め続けたよ。レースではいくつかいい追い抜きもできたしね。でも、残念ながらフォース・インディアの後ろにつかえてしまったんだ。韓国GP(第16戦)のときと同じようにね。だからフォース・インディアのリヤがどうなっているか、よく知っているよ! 今度は彼らに僕のクルマのリヤを見せてやりたいね!

グロジャン:レースはよかったよ。クルマもよかったし、ピットストップも素晴らしかった。僕たちはすべてのクルマの中でピットレーンに入ってから出るまでの時間が2番目に短かったと思う。僕たちにそういうことができる力があるのはいいことだね。

Q:シーズンもこれだけ終盤に差し掛かろうというのに、チームはまだクルマの改良パーツを用意していますが、これについては満足していますか?

グロジャン:とても満足しているよ。僕たちももちろんだけど、ドライバーなら誰でもそうじゃないかな。それは大切なことだよ。アブダビでもいくつか新しいパーツが加えられるけれど、それは待ち望んでいたものだし、現時点でうまく機能するとわかっていて、来年のクルマにも使うことができるものなんだ。今年のクルマ用と来年に向けた両方の開発が進められているんだよ。

(※)コアンダ効果排気システムとは、排気ガスが車体に沿って流れる原理を応用し、より大きなダウンフォースが得られるように設計されたもの。

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