F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンはF1での「予算制限」導入を進めていると認めた。
複数の報道によると、エクレストンは各チームの年間予算の上限を総額2億5,000万ドル(約200億円)とすることを考えているようだ。
エクレストンは28日(日)、インド版『Times(タイムズ)』紙に「われわれは間違いなく予算制限を思案している」と述べた。
「(予算の)規制にはあらゆるものが含まれる。ドライバーの世話係ですらだ」とエクレストンは語り、「しかし、現段階では私のアイデアに過ぎない。たった50パーセントの関係者しかこの私のアイデアを支持していない」と続けた。
小規模のチームは確実にエクレストンの予算制限のアイデアを支持する立場をとるであろう。だが、マクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュは、2億5,000万ドルの上限は小規模チームにとって、それほど助けにならないと考えている。
「(2億5,000万ドルは)かなりの大金だから、それが多くのチームにとっての救済になるかは分からない」とウィットマーシュは『BBC』に述べた。
しかし、ウィットマーシュはだからと言ってエクレストンが提示した金額が低くなるべきではないとし、そのアイデアが単純すぎるのだと指摘している。
「それ(総予算の規制)は、手っ取り早く説明できる利点がある。だが、どこで、どのようにしてその予算を管理するかを見いだすことは、とても難しいね」