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ウェバー、F1インドGPでベッテルを援護しない

2012年10月27日(土)10:30 am

レッドブルのマーク・ウェバーは、仮に自身が28日(日)のインドGP決勝でトップを走っていたとしても、チームメートのセバスチャン・ベッテルのタイトル獲得援護のためにその順位を譲るようなことはしないだろうと語っている。

ある報道は、ウェバーとレッドブルとの契約事項も踏まえた上で、実質的にベッテルのサポートを行う時期がやってきていると指摘している。

しかし、もしインドGP決勝でベッテルに先んじてトップを走っていたらどうするかと聞かれたウェバーは、「僕が勝つ。それだけさ。もし僕が今週末のレースをリードしていたら、誰にも譲ったりなんかはしない」と対等に戦い続けることを主張している。

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、もしかしたらそのような事態を歓迎しないのではないかとの問いかけもあった。それについてウェバーは、ホーナーは数字上でも完全にタイトルの可能性が絶たれていない限り、チームオーダーを強要することはないと発言していたことを引き合いに出していた。

そしてウェバーは「数字上では僕にもまだチャンスは残されている」と意気込んだ。

「(タイトルを勝ち獲ることは)とても難しい(挑戦になるだろう)けど、絶対なんて言っちゃいけない」とウェバーは付け加えている。

その一方でベッテルは、ブッダ・インターナショナル・サーキット(インドGP開催サーキット)のパドックで同様に“チームオーダー”について尋ねられた際、自らの意見を口にすることはなかった。

「第一に、いいスタートを決めて、それからその時(チームオーダーが出た時)はその時さ」というベッテルのコメントを『National(ナショナル)』紙が掲載している。

ウェバーは以前に、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が現時点でもチャンピオンの有力候補だと発言したことがある。それを受け、ベッテルよりもアロンソに今シーズンを制覇して欲しいと思っているのではないかと聞かれたウェバーは、そのような憶測はナンセンスだと考えている。

「馬鹿げた意見だ」とその質問をした記者に対して怒りを見せ、次のように続けた。

「僕にセバスチャンだけがチャンピオンになれるとでも言って欲しいのか? 夢でも見ているんじゃないの」

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