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フォース・インディア代表に朗報と悪報

2012年10月27日(土)10:31 am

フォース・インディアのオーナーであり、チーム代表でもあるビジェイ・マリヤの元に、朗報と悪報が25日(木)届いた。

明るい知らせは、マリヤが運営し、現在厳しい経営環境にあるキングフィッシャー航空で賃金未払いの従業員が、抗議活動としてインドGPの妨害を計画していたが、それが中止されることになったのだ。

これはマリヤが不満を蓄積させていた従業員との間で行われていた賃金交渉に決着をつけたためだ。

「(今は)F1の開催期間中に抗議活動を行うものはいないだろう」とマリヤは『Times(タイムズ)』のインド版で述べている。

しかし悪い知らせも届いていた。ひとつは、もしマリヤが26日(金)にプライベートジェットでインドに着陸した場合、インドの航空当局への支払いが滞っているため、その飛行機が押収されるリスクがあるということだ。

フォース・インディアのチームディレクターであるボブ・ファーンリーは、マリヤは現在もインドGPに姿を現すと主張している。

「明日(26日)は姿を現さないが、27日(土)には到着する予定だ」とファーンリーは『PA通信』に明かしている。

その一方で経済誌の『Forbes(フォーブス)』はマリヤはもう億万長者ではないと断じている。

「万能なフォーブスが私を億万長者のリストから外してくれた」とマリヤは皮肉まじりで自身のツイッターに投稿し、「(そのおかげで)やっかみや妬み、悪質な攻撃が減る」とつづっている。

F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、マリヤの目に見えるような資産流出がフォース・インディアを危機に追いやることはないと確信しているようだ。

「ビジェイのことを30年以上知っている。そして彼のビジネスライフはいつも山あり谷ありだ」とエクレストンは『Telegraph(テレグラフ)』に語っている。そして「ビジェイの問題がチームに影響を及ぼすとは思わない」と締めくくっている。

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