マクラーレンのジェンソン・バトンが、鈴鹿サーキットで行われる日本GP(7日決勝)に向けた意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「グランプリの優勝はどれも特別だけど、中でも2011年の鈴鹿優勝は、日本が3月にあの津波に襲われたあと、初めて日本で行われたグランプリだったから、あの結果をとても誇りに思うし、気持ちが揺さぶられた」
「みんな知っているように、日本は僕にとって縁深い国なんだ。日本は、仕事でもプライベートでも僕が愛する国で、いろいろな面で穏やかであり続けるこの国に、今も目を見張る思いと沸き上がるような感情がある」
「鈴鹿は息が詰まるようなサーキットだね。一瞬の油断も許されない。市街地サーキットみたいに、小さなミスひとつ許されなくて、サーキットのどこを走っていても、ホイールを間違った場所に乗せたら即、代償を支払うことになる」
「だけど、鈴鹿はものすごく速いサーキットでもある。最初の区間をうまく走るラインは一本しかない。デグナーは行く先が見えず、コースの陰に入っていて、クルマがバランスを崩して暴れるようなデコボコを越えて挑んでいくんだよ。デグナーの1つ目を完ぺきに決めるのは、針に糸を通すような作業を100メートルも続けるようなものだ。難しいね!」
「優勝争いができると思えるクルマで鈴鹿に挑むんだ。今回もまた、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにとっていいレースになるはずさ」