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【F1日本GP特集】フェラーリで初のタイトルへ！　フェルナンド・アロンソ

序盤戦から大混戦が続いた今季F1。その中で、決して最も速いクルマではなかったフェラーリに乗りながら、現在ランキングトップに立つフェルナンド・アロンソ。「現役最強」とも言われるアロンソが、フェラーリで初となるタイトル獲得に向け着実に歩みを進めている。

2005年と2006年に、当時の史上最年少記録でF1連覇を果たしたアロンソは、2010年に念願のフェラーリ入りを果たす。この年は開幕戦に優勝して以降、レッドブル勢やマクラーレン勢に後れをとってしまい、フェラーリ初年度でのタイトル獲得はならず。そして2011年もレッドブルを相手に苦戦を強いられることになる。

2012年は、開幕から第7戦まで別々のドライバーが優勝するという大混戦になった。フェラーリは決して最速マシンではないと言われていたものの、アロンソはコンディション変化にうまく対応するなど、速さだけではない「強さ」を見せて真っ先にシーズン2勝目を記録。その後も勝ち星を増やし、現在シーズン3勝。ランキングのトップに立ち、フェラーリ加入以来初となるタイトルを目指している。

クルマの純粋な速さだけを見れば、フェラーリが優勝争いに加わるのは難しいかもしれない。しかしアロンソは、そのときのクルマで最大限の結果、時には期待された以上の結果を残すこともできるドライバーだ。フェラーリで初のタイトルに向け突き進むアロンソからも目が離せない。

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