NEXT...F1開催スケジュール

マルドナード、ウィリアムズでタイトルを目指す

2012年08月19日(日)23:40 pm

波乱の展開が続いた2012年シーズン前半戦で、最も驚きをもって受け止められた勝者はやはり第5戦スペインGPで初優勝を飾ったパストール・マルドナード(ウィリアムズ)だろう。ウィリアムズにとっても2004年ブラジルGP以来となったこの勝利を最後に、チームは表彰台から遠ざかっているが、マルドナードは来年もウィリアムズで走りたいとの希望を口にしている。

F1への登竜門とも言われるGP2でチャンピオンになり、母国ベネズエラからの強力な支援を受けたマルドナードは2011年にウィリアムズに加入した。

当初は、チームにスポンサーや資金を持ち込むことでシートを獲得する「ペイドライバー」と言われることも多かったマルドナードだが、スペインGPで優勝したことによりその評価は見直されつつある。しかし同時に、ミスの多さを指摘する声も多い。

F1が約1ヶ月の夏休みを満喫するなか、『EFE通信』のインタビューで、マルドナードが2013年の計画について語っている。

「おそらく、疑問の余地もなく、僕はしばらくウィリアムズにいるだろうね。少なくとも来年はそうなるはずだ」

「ウィリアムズを離脱するならば、その前に彼らと一緒にチャンピオンになりたい」

伝統あるチームでのタイトル獲得という目標を掲げたマルドナードだが、まずはチームと2013年の契約を結ばなくてはならない。

「F1では、何が起こるかわからないからね」

マルドナードが言うように、F1では契約期間中のドライバー交代も珍しくない。ウィリアムズとの契約更新以外の計画についてたずねられたマルドナードは、「グリッドにはたくさんチームがあるよ」と語り、もしウィリアムズと契約更新に至らなかったとしてもF1参戦を続ける意思を示した。

しかし、ウィリアムズを「伝説的」で「歴史ある」チームだと語るマルドナードは、2013年の所属先について話すのは時期尚早だと考えている。

ドライバー市場が表立った動きを見せるのはシーズン後半になってからのことが多いが、ウィリアムズ残留への意欲を見せるマルドナードと、マルドナードが2013年ドライバーの第一候補だと話すウィリアムズの契約は早い段階で発表される可能性もある。

マルドナードはウィリアムズについて、「僕をF1に押し上げてくれた、この素晴らしいチームと一緒に選手権を勝ち取るチャンスを得たい」と語っている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック