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バトン、フェラーリ移籍を真っ向から否定

2012年08月09日(木)13:27 pm

ジェンソン・バトン(マクラーレン)がフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)と同じチームで走る姿を見られるのは「パラレルワールドの中」だけだとバトン本人が語っている。

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌のインタビューの中で、不振のフェリペ・マッサ(フェラーリ)に代わるドライバーを探しているフェラーリへの移籍話に関して、バトンは冷静に受け答えた。

2012年シーズン開幕以降のフェラーリとの接触について、バトンは「そうだね、ええと、接触はいつだってあるよ」と話し、こう続けた。

「(フェラーリのチーム代表)ステファノ・ドメニカリにパドックで会えば“やあ、元気?”って声をかけるよ。だけど、僕とマクラーレンが来年の契約を結んでいることは、僕も彼も分かっていることだから」

「なんでフェラーリの次期ドライバー候補に僕の名前が挙がって、しかも大きなうわさになっているのか、まったく分からないんだ」

フェラーリ移籍について、フェラーリが2013年のバトン獲得に動いたとき、気持ちが揺れたかと『Autosprint(オートスプリント)』がカマをかけても、バトンはそれを笑顔でかわした。

「(フェラーリが獲得に動いたと)誰が言ってるんだい?」

「このチーム、マクラーレンというチームはね、しっかりと結果を出しているチームなんだ。赤いほうのチーム(フェラーリ)を見ても、同じことが言えるね」

「イタリア人はスポーツに、中でもモータースポーツに熱心だ。だけど、僕にはマクラーレンのほうが合っている。だけど、いつも言うように、“何が起こってもおかしくない”よ」

今はマクラーレンが自分のいるべき場所だと話すバトンは、現在のフェラーリの体制が変わらない限り、そこは自分の居場所ではないと考えているようだ。つまり、ナンバーワンドライバーであるアロンソを中心としたフェラーリ特有の体制だ。

もしバトンのフェラーリ移籍が実現した場合、アロンソはバトンに合わせてチームの空気が変わることを良しとするか尋ねられたバトンはこう話している。「アロンソだったら、ノーと答えるだろうね」

「アロンソはとても賢いドライバーだ。そして、パラレルワールドでならば、僕は喜んでアロンソと(一緒のチームで)走るよ。難しいだろうけれど、強くて聡明(そうめい)な人がチームメートになるのはおもしろい経験だからね」

「アラン・プロストを尊敬するようにアロンソも尊敬しているよ。アロンソは周囲にいるいい人材と共に素晴らしい空気を作り出すんだ」

「フェリペには悪いけれど、フェルナンドはチーム全体を掌握していると思うよ」

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