トロ・ロッソを去って、アドリア海沿いのリゾート地リミニで休養中であるトロ・ロッソの技術責任者ジョルジオ・アスカネリ。次の行き先は北部、フェラーリ本拠地マラネロになりそうだ。
アスカネリの「休暇」はトロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストが認めたところにより公式なものとなったが、『Autosprint(オートスプリント)』が報じるところによると、休み明けはフェラーリに向かうかもしれないという。
『Autosprint(オートスプリント)』誌のジャーナリスト、ミハエル・シュミットは次のように伝えている。「アスカネリがいつ戻るか、誰も話したがらない。おそらく、もう戻ることはないだろう」
アスカネリのキャリアは1980年代中盤にフェラーリで始まった。ゲルハルト・ベルガーのエンジニアでスタートしたのだ。
その後ベネトン(現ロータス)からマクラーレンへと移り、故アイルトン・セナの右腕として働いた。
1995年にはフェラーリに復帰、2001年まで在籍した。現在フェラーリで技術部門トップのパット・フライとは友人関係にあることは有名だ。かつてマクラーレンで同じ釜の飯を食った仲なのだ。
アスカネリの離職で空席となるトロ・ロッソの技術責任者には、2月までザウバーでテクニカル・ディレクターを務めていたジェームス・キーが就くと言われている。