ニコ・ロズベルグ「ホッケンハイムは僕にとって特別」
メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが、ホッケンハイムリンクで開催されるドイツGP（7月22日決勝）に向けて意気込みを語った。
ニコ・ロズベルグ
「僕たちにとって2つめのホームレースとなる来週のドイツGPをすごく楽しみにしている。週末メルセデスのファクトリーを僕たちは訪問する予定になっているんだ。ラシュタットでは新しいAクラスとBクラスを見て、それからアファルターバッハにあるAMG本社を訪ねるよ。そしてシュトゥットガルトで行われているFOTA（※）のファン・フォーラムにも行く予定なんだ。メルセデスの大勢の仲間たちと会えるのが楽しみだし、本当に忙しい週末を迎える前にファンとともに過ごす機会があるのもいいね！」
「ホッケンハイムはチームにとっても特別なところだけれど、とりわけ僕にとっては特別なんだ。ホッケンハイムの近くのヴィースバーデン生まれだし、それに、以前のホッケンハイムでのレースには本当にいい思い出があるんだ。F1に上ってくる前にはこのサーキットで何度も勝っているよ。さらに、1995年の父（ケケ・ロズベルグ）のDTM（ドイツ・ツーリングカー選手権）での最後のレースのことは絶対に忘れないだろうね。父のクルマのルーフに乗って一緒にモトドロム（コース全体が見渡さるように作られた観客席）の前を走り抜けたんだ。そのとき、僕は思ったんだ。“なんてカッコイイんだろう！”ってね。そしてそのとき、父のようにレースドライバーになろうと決心したんだよ」
「メルセデス応援席にいるファンの前で力が発揮できるように懸命に頑張るよ。ファンと一緒にお祝いができるような結果を残したいね。シルバーストンよりもここのほうがずっと僕らのクルマには合っているはずだ。ホッケンハイムは長いストレートとショートコーナーの組み合わせだから、シルバーアロー（メルセデスのレースカーの愛称）には向いているんだ」
※FOTAとはフォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーションの略で、F1の発展を目的に、FIA（国際自動車連盟）やF1の商業面を管理するFOMとの協力の下、レギュレーションや商業契約に関して話し合いを行うためにF1チームによって結成された組織のこと
