スコットランド人で、今年からウィリアムズの開発ドライバーを務めるスージー・ヴォルフが、チームでの初テストに臨む。なおヴォルフは現在、DTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦中であり、夫はウィリアムズの非常勤役員の座にあるトト・ヴォルフだ。
スージーがオーストリアのテレビ局『ORF』に明かしたところによると、日程は26日(火)で、場所はF1スペインGPの舞台でもあるバルセロナとなるそうだ。今季型マシンFW34での直線テストに参加する。そして次のテストも直線での空力テストになると明かしたヴォルフは、次のように冗談を飛ばした。
「ストレートは得意だから、ラッキーよね」
なお2012年型マシンを使った、サーキットでの実走テストも、今シーズン中に実現しそうだという。
今の心境を、スージーは次のように表している。「準備は万端で、本当にわくわくしているわ。でも恐らく10月くらいまでは待たなくてはならないでしょうね」
なお通常の若手ドライバーテストは、11月のアブダビで実施予定である。
スージーは「首のトレーニングをする時間はまだありそう」とし、ほほ笑みながらこう続けた。
「近い将来、常にスカーフを巻くか、あるいは髪をロングにしないといけなくなるかもしれないわね。だって首が太くなってしまうもの」