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イギリスのF1解説者、マクラーレンに喝!

2012年06月11日(月)2:20 am

マクラーレンは8日(金)、チームのミスがドライバーたちを2012年シーズンのタイトルから遠ざけているのではとの批判をはねのけることに終始した。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は8日、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われたカナダGPのフリー走行で速さを存分に見せた。しかし、新たな批判が噴出したのはその後のことである。チームメートのジェンソン・バトンが2度もギアボックスの問題に見舞われ、ハミルトンとは対照的に限られた周回数しか消化することができなかったのだ。

「オイル漏れがあったからギアボックスをいったん取り出し、また付け直さなければならなかった」

「そうしたら今度はまた別の問題が起きて、ギアボックスをまた取り出して、また付け直したんだ」とバトンは明かした。

かつてジョーダンやジャガーといったF1チームで技術責任者を務め、現在は『BBC』の番組において解説者として活躍しているゲイリー・アンダーソンは、このことに関しておかんむりである。

「マクラーレンはチャンピオンを擁し、タイトルを狙っているトップチームなんだぞ」

「ギアボックスの交換に3時間45分もかかっている。30分で済むことだ。いったいどうなっているんだ」

「そうこうやっているうちに、ケーターハムはさっき壁に突っ込んだヘイキ・コバライネンのクルマの修復を終えてしまったじゃないか」

マクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールは、アンダーソンについて「意見を言ってしかるべき」とし、「率直な意見は問題の間近にいる人間にとってはありがたいこと」と付け加えた。

「こういう不手際は起きてほしくないし、起こそうとしてやっているわけでもない。でもF1のクルマというのは限界を追及して設計されているものなんだ」とニールは弁解している。

しかし、マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは、昨年のカナダGP覇者であるバトンの巻き返しに期待を寄せ、現状を「最悪の状況ではない」と『Reuters(ロイター通信)』に語った。

「ルイスは、フリー走行で多くの周回を重ねる走りと少ない周回での走りの両方でいい走りを見せてくれた。チームにとって十分なデータが取れたし、ジェンソンにも適用できる」

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