フェラーリが5月31日(木)、イタリア北部で発生した地震の災害によって、犠牲者を出した家庭のための基金を設立することを目的としたオンライン・オークションを立ち上げることを発表した。
オークションにはF1関係の品々も数多く出品されることになっている。フェラーリの過去のレースにおける貴重な思い出の品々や、現フェラーリドライバーのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサから寄贈されたヘルメットやレーシングスーツなどに加え、V8エンジンも1基出品されることになるという。
そのほか、フェラーリストアからもフェラーリのトレードマークである「跳ね馬」をあしらったオリジナルウォッチなどが出品される予定だ。
また、今回の地震についての一報が流れるやいなや、世界中のフェラーリの顧客や収集家たちから、マラネロにあるフェラーリ本部へ協力をしたいという申し出が寄せられたという。
フェラーリはこれまでにも2009年に地震被害を受けたイタリア国内のアブルッツォ州の再建活動に協力したり、2011年の東日本大震災の際には、石巻で倒壊した2つの学校施設再建のために日本円で約8000万円を寄贈するなどの活動を行ってきている。今回、フェラーリの地元で発生した地震災害に対しても、企業ぐるみで被災者への支援を継続してゆくとしている。
このチャリティー・オークションは来週から開催される予定で、フェラーリでは自らの公式販売サイトである「www.ferraristore.com」の中にこのオークションのための専用コーナーを設け、愛する家族を失った家庭を支援するために十分な資金の調達を目指している。