2012年に開催を予定しているアメリカGPの主要な出資者のひとりが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズの計画に携わり続ける意思があることを明らかにした。
テキサス州オースティンでのサーキット建設については、地元メディアがたびたび取り上げている。現在は宙に浮いているが訴訟問題も抱えており、プロモーターのタボ・ヘルムンドの手を離れて進行しているアメリカGP計画の実現性に疑問の目も向けられている。
現在アメリカGP計画を率いているのは84歳の資産家レッド・マッコムズであると報じられており、マッコムズは本計画を“間違いなく”遂行していくと語っている。
地元の有力紙『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』から計画に見切りをつける可能性について聞かれたマッコムズは、「(アメリカGP計画に)疑問を抱いたことはない」と自信をのぞかせた。
マッコムズはヘルムンドとの係争により計画にブレーキがかかっていると認めつつ、「しっかりと準備を整えて挑むつもりだ」と話している。
「(訴訟については)しかるべき時に何らかの解決を見るものと考えている。しかし、裁判所がからんでいるため、いつがしかるべき時になるのかは分からない」
マッコムズはさらに、サーキットの建設は60%が完了したとも明かした。アメリカGPは11月18日(日)に決勝が行われる。