ヘイキ・コバライネンが新契約を結んだマネジメント会社によると、コバライネンは自身の所属するケーターハムが、中団グループでの争いに加わることを願っているそうだ。
コバライネンは最近、スポーツとエンターテインメントのマネジメントを得意とする大企業IMGと新たに契約を結んだ。
ルノー(2007年)やマクラーレン(2008年~2009年)などに在籍していた時には、そのパフォーマンスに賛否両論のあったコバライネン。2010年にロータス(2010年~2011年、2012年からはケーターハムに名称変更)へと移籍して以来、競争力に劣るマシンにてこずりながらも、何とかそのキャリアの再構築を試みている。
なおIMGモータースポーツのマーティン・アナイによると、F1のチーム代表たちの間において、現在のコバライネンはトップドライバーの1人という高評価が下されているそうだ。
フィンランド紙『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に対し、アナイは次のように語った。「彼はすごいやつだよ」
「ヘイキが誇る力量に関しては間違いないし、彼が成功したがっていることもまた事実だ」
その一方で、2010年からF1に参戦したチームの中では比較的上位を走ることができているものの、いまだにケーターハムが中団グループでの争いをできていないことに対してコバライネンは失望しているといううわさがパッドク内では流れている。
これに対してアナイは以下のように述べた。「参戦してからまだ3シーズンにしかならない。まだまだ成長の余地はあるだろう」
「ヘイキは競争したいんだ。単にチームメートのビタリー・ペトロフとだけじゃなくてね。チーム代表のトニー・フェルナンデスだって、早く中団グループに追い付くことを望んでいる」
「そのためには、予選においてはコンスタントにQ2進出を実現させなくてはならなず、また決勝ではポイント獲得を目指す必要があるだろう」