バルセロナのスペインGP関係者は毎年グランプリを開催することに固執している。
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは先週末、経済危機の最中にあるスペインで、バルセロナと(同じくヨーロッパGPとしての開催が危ぶまれている)バレンシアとの間で隔年開催の契約が事実上結ばれたと明かした。
しかし、カタルーニャ自治州首相のアルトゥール・マスは隔年開催についてエクレストンほどの確信は持っていない。
スペイン紙『El Pais(パイス)』が13日(日)のマス首相の発言として伝えたところによると、州政府はバルセロナ市と共に、隔年開催しか残された選択肢はないのかまだ検討中だという。
「バレンシアとの隔年開催について話すより、今カタルーニャでは、われわれと世界を繋ぐグランプリを開催する努力に多くの視点から集中している」
「(グランプリ開催は)経済促進になり、多くの人々に仕事をもたらす。それはまさにこの国が必要としていることだ」とのマス首相の発言を『Catalunya Radio(カタルーニャ・ラジオ)』が伝えた。
「バレンシアとのこと(隔年開催)は、どうなるか待ってみよう。今はカタルーニャで努力することが必要なんだ」とマス首相はスペインGPで語った。