NEXT...F1開催スケジュール

ザウバー「可夢偉は素晴らしいレースをしてくれた」

2012年05月14日(月)11:30 am

F1スペインGP決勝で、ザウバーでは小林可夢偉が9番手スタートから5位入賞を果たした。セルジオ・ペレスは、ギアのトラブルによってリタイア。チーム代表のペーター・ザウバーと、トラックエンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラがレースを振り返った。

ペーター・ザウバー
「まず、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)におめでとうと言いたい。素晴らしいレースと勝利だった。われわれ自身のチームについては、複雑な気持ちだ。セルジオはとてもいい順位からのスタートだったのに、それを生かせなかったからだ。可夢偉は素晴らしいレースをしてくれた。混戦の中で相当タイムをロスしたが、それでもジェンソン・バトン(マクラーレン)とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)を2度の素晴らしいアタックで抜いてみせた。彼は貴重な10ポイントをもたらしてくれた」

「同時に、このレースではわれわれの開発パッケージが、計画どおりに機能していることも分かった。ここのように難しいサーキットでもだ。だから次戦に向けて楽観的な気持ちだよ。チーム全員と、ファクトリーのスタッフ1人1人のおかげで、この結果を得られたんだ」

ジャンパオロ・ダラーラ
「セルジオは、1周目でレースが終わってしまったようなものだった。レースにはよくあるような接触で、すぐにピットインせざるを得なかった。その後、ハード側タイヤで2回ピットインする作戦を試みたが、ギアのトラブルでリタイアしなければならなかった。これについては分析する必要がある」

「可夢偉は3回タイヤを交換する作戦だった。ジェンソン・バトンに抑えられてしまったので、早めに1回目のタイヤ交換を行ったが、そこで左フロントタイヤがはずれず、時間をロスしてしまった。3回目のタイヤ交換も同じように早めに行ったが、それでも可夢偉は前に出られなかった。最後のピットストップ後は、1セットのタイヤで長く走ることになったが、タイヤをどう活用するかを決めるのは、可夢偉次第だった。その後ジェンソン・バトンとニコ・ロズベルグを抜いてみせた。彼は本当にずばぬけて素晴らしいレースをしてくれたよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック