フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが、上海インターナショナル・サーキットで開催される中国GP(15日決勝)に向けた意気込みを語った。
Q:メルボルン(オーストラリアGP)では残念な結果に終わりましたが、セパン(マレーシアGP)ではかなりの距離を走って経験を積むことができましたね。
ヒュルケンベルグ:そうだね。マレーシアでのレースには満足している。基本的に2010年シーズン以降、初めてのちゃんとしたレースだったよ。簡単なレースじゃなかったし、全くクリーンエア(前にクルマがいない状態)のなかで走ることができなかった。でも2ポイントを獲得できたのは良かったよ。チームのために僕が初めて獲得したポイントだった。
Q:セパンではコンディションがかなり変わってしまいましたが、そのような中でクルマについてどれだけ学ぶことができましたか?
ヒュルケンベルグ:いつも何らかのものを学んでいるし、レースを走り切ることはクルマの知識を得るうえで常に貴重なことなんだ。たとえ雨の中のレースであってもね。レースで一番難しかった部分はレースが再開したばかりのころだった。ウエットタイヤ(水量が多いとき用のタイヤ)やインターミディエイト(水量が少ないとき用のタイヤ)のバランスに苦しんでいたからね。でも、スリック(溝のないドライ用タイヤ)に履き換えてからのパフォーマンスはかなり良かったよ。
Q:チームとして、序列的にどのあたりにいそうだということはつかめましたか?
ヒュルケンベルグ:まだシーズンのスタート時点に立っただけだよ。まだ2レースしか行っていないし、もう少し様子をみる必要があるね。中団グループはとても接近しているし、誰も一息つく余裕なんてないよ。僕たち全員がパフォーマンスを改善するために懸命に頑張る必要があるし、まだあと18レースもあるから、そのための時間はたくさんある。
Q:今週末に中国でのレースを控えて、どう考えていますか?
ヒュルケンベルグ:1年の中でも特に好きなレースというわけではないけど、中国の人たちはいい仕事をして、本当に素晴らしい施設を造りあげたし、運転していて楽しいサーキットだよ。僕たちがどれだけうまくやれるかを予想するのは難しいけれど、現時点ではみんなの力がとても接近しているから観ている皆にとっては面白いレースになると思うよ。