マクラーレンのルイス・ハミルトンが、上海インターナショナル・サーキットで開催される中国GP(15日決勝)に向けた意気込みを語った。
Q:去年は中国GPがシーズン初勝利の舞台となりましたね。今年も同じようになることを願っていますか?
ハミルトン:もちろん、全てのレースで勝ちたいと思っているけれど、僕はチャンピオンシップ全体のことを考えているんだ。どのレースでもポイント圏内の上位につけていることがもっと重要だよ。最初の2レースはチームとしてそれを実践できたと思うし、僕たちは間違いなく勝つことができる位置にいる。
ハミルトン:マレーシアGPはチャンピオンシップ全体を考えたときに、どうやってポイントを拾い集めたらいいかの好例だったと思う。その点があのレースで僕が特にポジティブに感じていることだ。でも確かに、僕は勝利を目指して中国へ向かう。でも、もし勝つのが難しいようだったら、なるべくポイントを稼ぐことが同じくらい大事になってくるね。
Q:上海インターナショナル・サーキットについてどのように思っていますか?
ハミルトン:中国でのレースにはいくつか脳裏に焼き付いている記憶があるんだ。良いのも悪いのも含めてね! 僕はここで2回優勝しているけれど、どちらの勝利も本当に誇りに思っているよ。2008年の中国GPはとても大切なレースで、チャンピオンシップのために僕は何が何でもいい成績が必要だった。その週末は、ポールポジションからスタートしてそのままトップでゴールして、おまけにファステストラップまで記録できたから、ほぼ完ぺきだったね。2011年はマレーシアで難しい週末を強いられた後の最高のレースだった。毎周プッシュし続けて、ゴールする瞬間までリードをコントロールしていたんだ。それで去年のチャンピオンシップで、僕たちは脅威になり得るって証明できたから、大きな意味のある勝利だったよ。
Q:2戦連続での3位表彰台で、チャンピオンシップの順位は強固なものとなりました。これがいいシーズンへの足掛かりになりますか?
ハミルトン:2戦ともポールポジションを獲得したのに、その両方を勝利に繋げられなかったことに関してガッカリしていることは否定しない。でも、ただ単に運がなかったと考えているよ。遅かれ早かれ、僕にも運は巡ってくるさ。
ハミルトン:それに、昨シーズンが僕に一貫性の価値を教えてくれたと思うんだ。いくらそのレースで最高の成績を収めても、その次のレースを上位で完走できないのであれは意味がない。だから、大人しく振舞うようにしているのかもしれない。2007年は第6戦まで優勝することができなかったけれど、最後の最後までタイトル争いをしていたからね。
ハミルトン:今シーズンの混戦模様が落ち着いたとはまだ思っていない。それだけに、ポイントを稼げるときに稼いでおくのが大切になる。この3週間で、勢力図がどのようにシャッフルされたのかを見るのはとても興味深いだろうね。面白い週末になりそうだ。