レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、クアラルンプールのセパン・インターナショナル・サーキットで行われたマレーシアGP決勝を5番手からスタートしたが、ナレイン・カーティケヤン(HRT)との接触で大きく順位を落とし、11位になった。
セバスチャン・ベッテル
「今日一番の痛手は無線が壊れてコミュニケーションが取れなくなってしまったことだ。この天気だったからね、無線がないと何が起きているのか、なかなか分からないんだ。それでも今日は全力を尽くして4番手にまで上がっていた。でも、こんな風にレースを落とすのはストレスがたまるよ。自分が進む方向をきちんと見てもらいたい人がいたね」
「今日は、正しいタイミングでピットインする必要があった。無線を使えなかった僕はメッセージを受け取るのが遅くなってしまって、結局、最後までチームの指示が聞こえなかったんだ。接触の後はクルマに問題があったけれど、とにかくチェッカーを受けたかった。今日はポイントを取れなかったね。HRTと接触するまでのレースはいい展開だったと思うから、こんな風にレースが終わってしまって本当に残念だよ」