フェルナンド・アロンソ「ブレーキングで少し芝生に乗ってしまった」
フェラーリのフェルナンド・アロンソは、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されたオーストラリアGPフリー走行3回目で19周を周回して、ベストタイムは1分27秒323で16番手。予選では、1分26秒494を記録して12番手に終わり、Q3への進出はならなかった。
フェルナンド・アロンソ
「こういうことさ。ブレーキをかけたときに少し芝生に乗ってしまったんだ。クルマは勝手に飛び出してしまい、気づいたらグラベル（砂利）の中にいたんだ。なんとかエンジンを止めずにいられたから、マーシャルがコースに押し戻してくれることを期待していたよ。使用済みのソフトタイヤでタイムを出していたんだ。もし新品タイヤを使っていたらQ3に進むことができていたかもしれない。それでも、グリッドの最前列を狙うことはできなかっただろう」
「今日はパフォーマンスが不足していた。特に空力的なダウンフォースが十分ではなかった。それに最高速度もまだ不足している。明日は守りのレースをすることになるだろう。僕たちにできることをやれるように頑張るよ。持っている4セットの新品タイヤを最大限にいかしたいと思っている。僕らの何列か前にいるクルマをとらえて彼らと最後まで戦うために、いいスタートを切ることができるよう期待しないとね」
「ここでは、去年の予選が終わったときには、僕たちは1.4秒の遅れだった。でも今日のQ2での差は1秒だ。だから、ひとつ仮定として言えることは、僕たちは去年よりはもっと競争力があるんじゃないかということだ。もちろん、ほかにも進歩をとげたチームもある。でも、ぼくたちにはまだまだ改善の余地があると思っている。マレーシア（3月25日決勝）で僕たちは同じクルマを使う予定だ。だから状況はそれほど変わらないだろう。（クルマが）どれだけマレーシアのサーキット特性に対応できるか見るしかないね」
「本当は、今年の僕たちの目標はシーズン開幕から優勝争いをすることだったけど、それを実現することはできなかった。でもシーズンは長いし、僕たちにやれるのはパフォーマンスを改善するために働くことだけだ。怒ってみたところで、何の役にも立たないよ」
