レッドブルがザウバーの2012年型車C31の排気管レイアウトをコピーしたとされていることについて、ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーがうれしく思っていると語った。
開幕を前にしてF1合同テストは3回行われたが、最終テストの最終2日間にレッドブルは大幅な改良を行ったクルマを投入。ここでレッドブルが投入したクルマは、排気レイアウトに大きな変更が施されていた。そしてそのレイアウトは、ザウバーのクルマからヒントを得たものではないかとみられている。
これについてザウバーは、『SonntagsBlick(ゾンタークスブリック)』紙のコラムで「(テストの)終わりの2日前に、いい驚きがあった」と書くとともに、次のように続けている。
「レッドブルは大幅な修正を加えたクルマをメルボルン(開幕戦のオーストラリアGP/18日決勝)で走らせると発表している。彼らが当初走らせていたクルマに比べると、リア部分が全く違う。そして、それはほとんどの他チームのクルマとも違うが、われわれのクルマによく似ている」
「レッドブルのクルマとわれわれのクルマは、リアの気流の扱いに関してとてもよく似たコンセプトを持っている。このことは、われわれのエンジニアたちが正しい開発の方向性を選んだということのさらなる確証となった。彼らはこのコンセプトにさらなる発展の可能性があると確信している」