フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、F1で「ペイドライバー」になるつもりはないと断言した。
スペイン出身のアロンソは2005年、2006年のF1チャンピオンで、今はフェラーリで自身3回目のチャンピオンを狙っており、現役最強のドライバーと目されている。
しかし、昨今の厳しい経済状況の中で、「ペイドライバー」と呼ばれる資金力でF1シートを獲得するドライバーが増えたことから、評価の高いドライバーがF1から姿を消すことが増加している。ルーベンス・バリチェロ(元ウィリアムズ)、ヤルノ・トゥルーリ(元ケーターハム)、エイドリアン・スーティル(元フォース・インディア)などがその例だ。
しかしアロンソは、ペイドライバーになってまでF1に残るつもりはないとして、『El Periodico(エル・ペリオディコ)』へこう語った。
「僕の家族も僕自身も、僕が3歳のときからレースのために多くのものを犠牲にしてきた」
「僕がドライバーとしてのキャリアを始めたとき、レースに勝つか、学校に戻るかの選択肢しかなかった。僕はペイドライバーにはならない」
「お金を払ってレースをするくらいなら、レースをしない。考えるまでもないよ」