フェラーリが29日(水)、「599」の後継車となる新型V12搭載モデル「F12ベルリネッタ」を発表した。
6,262ccのV12エンジンは最大出力740馬力を達成。最大トルクは690Nm/6,000rpmだが、2,500rpmという比較的低い回転数でも、すでに最大トルクの80%を生み出すという。また、フェラーリによると先代のV12クーペよりも70kgの軽量化に成功し、車重はわずか1,525kgに。このため、F12ベルリネッタは、2.1kg/hpというパワーウエイトレシオを実現した。最高速度は時速340km、0-100km/h加速は3.1秒となっている。
また、軽量化やハイパワーだけではなく、環境にも配慮して燃費を30%向上させ、CO2排出量も削減し、ハイパフォーマンス車の中ではトップの環境性に。そして、フェラーリのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサも開発に協力したことで高い運動性能を獲得し、フェラーリは「史上最強かつ史上最高性能のフェラーリ・ロードカー」と自信を見せ、フェラーリの公式日本語サイトでは、「究極のV12マシン」と紹介されている。
各メディアの予想によると、価格は欧州価格で20万ポンド(約2,600万円)から25万ポンド(約3,200万円)になると予想されている。