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ニュルブルクリンクでのF1開催継続を望むF1ボス

2012年02月17日(金)12:03 pm

F1の興行面を取り仕切るバーニー・エクレストンは、F1開催の継続を迷っているドイツのニュルブルリンクが新しい契約書にサインしてくれることを強く望んでいるようだ。

以前はドイツGPをホッケンハイムリンクで、そしてヨーロッパGPをニュルブルクリンクで行う、“1国2グランプリ開催”の方針を採っていた時期もあったドイツだが、それぞれのグランプリにおける収益の悪化と、増加し続けるF1開催費用の負担を軽減するため、近年はホッケンハイムリンクとニュルブルクリンクで交互にF1を開催する方針が採用されている。

しかし現時点で、この各年開催の将来的展望は厳しいものがあるようだ。ラインラント=プファルツ州がサーキット運営のリース権から手を引いたと同時に、ニュルブルクリンクの経営を行っている民間会社のニュルブルクリンク・オートモービルが州政府に対して、法的措置を行う動きを見せていることが原因と見られている。

2010年、2011年とF1を連覇しているチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がドイツ人であることと、もうひとつのドイツGP開催地であるホッケンハイムリンクが1年ごとに開催地を変える方針を支持していることが、エクレストンは熱心にこの件に関しての解決策を模索している理由だと考えられる。

「もし州政府がレースの誘致に賛成してくれる新しいパートナーを見つけたら、新しい契約に同意し歓迎する」というエクレストンのコメントを『Rhein Zeitung(ライン・ ツァイトゥン)』紙が掲載した。「実現可能なことを、われわれは実現させるのみだ」とエクレストンは付け加えている。

この件に関連する州政府の大臣を務めるロジャー・レベンツは同紙に対し、エクレストンと話し合いの場を持つ準備はできているとし、「われわれはニュルブルクリンクでのF1開催継続を望んでいる。ただし、理想的な相場での開催だ」と語っている。これに対しエクレストンは「今のところ彼(レベンツ)からは何も聞いていない」とコメントしている。

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