セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が最有力候補ではあるが、レッドブルのライバルたちもまた2012年シーズンを制する可能性を持っている。
こう述べるのは過去2度のF1チャンピオンに輝いたブラジルの伝説的ドライバーであるエマーソン・フィッティパルディだ。
現在65歳のフィッティパルディは『Globo(グローボ)』のインタビューに答え、次のように述べている。
「セバスチャン・ベッテルがまた勝つように思えるね。天才エイドリアン・ニューイ(レッドブル最高技術責任者)によって造られた強いクルマがあるからね」
「しかし、フェラーリやマクラーレンもとても大きな戦闘力を持っているし、素晴らしいドライバーを抱えていることを忘れてはいけない。どちらもトップに立つための条件を備えているよ」
フィッティパルディはまた、今年ロータス(旧ロータス・ルノーGP)からF1に復帰することになった2007年度のF1チャンピオンであるキミ・ライコネンについても言及し、次のようにコメントしている。
「ものすごく才能のあるドライバーだから、たとえ2年間のブランクがあるとしても、また再び速く走る能力を持っているよ。だが、すぐに(今のF1に)慣れないといけない。彼にとってははじめの6カ月がとても重要な意味を持つだろう」
そのライコネンは今週、2年落ちの旧車で実走テストを行なった。