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トヨタ、ル・マン参戦マシンTS030ハイブリッドを公開

2012年01月25日(水)13:45 pm

トヨタが24日(火)、フランスのポール・リカール・サーキットでル・マン24時間を含めたWEC(世界耐久選手権)の参戦マシンを発表。マシン名は「TS030ハイブリッド」、これまでトヨタがル・マン24時間やF1で使用したのと同様、紅白のカラーリングになっている。

トヨタのWECチーム名はトヨタ・レーシング、トヨタ自慢のハイブリッドシステムを搭載していることから、車名にもハイブリッドの文字が入り、TS030ハイブリッドとなった。TSは、トヨタ・スポーツを意味する。

トヨタのF1活動で実動部隊になっていたTMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社)で車体を開発し、日本で開発したTHS-R(トヨタ・ハイブリッド・システム-レーシング)が組み込まれる。エンジンは3.4リッターのV8自然吸気ガソリンエンジンを搭載する。

ドライバーは、すでに発表されたとおり、元F1ドライバーの中嶋一貴、ル・マン24時間の優勝経験もあるアレキサンダー・ブルツ、耐久レースでの経験が豊富なニコラス・ラピエール。この3名に加え、イタリア出身で昨年はフォーミュラ・ニッポンにも参戦した21歳、アンドレア・カルダレッリが研修生的位置づけのジュニア・ドライバーとして加入した。

チーム代表を務める木下美明氏は、ル・マン24時間での優勝が目標だとして、次のようなコメントを残している。

「もちろん、ル・マンでは優勝したいと思っている。優勝は、このレースに出場する誰もの夢だと思う。しかし、非常に強いライバルを相手に戦えるようになるには学び、成長しなければならないと現実的に考えており、今年のわれわれの目標は、THS-Rパワートレインを主としたTS030 HYBRIDの性能レベルを見せることだ」

「ハイブリッドはトヨタのコア技術であり、モータースポーツの舞台でこれを見せることは重要であり、ラップタイムと燃料効率の両方でパフォーマンスのアドバンテージを発揮できることを証明したいと思う。ここまでたどり着くことができたのは、TMGと日本のモータースポーツ部で設計、開発、TS030 HYBRIDの準備にかかわった全員の努力のおかげだ。またサーキットに戻れることになり、全員がとても興奮している」

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