マクラーレンでテストドライバーを務めるゲイリー・パフェットは、荒れた2011年シーズンを送ったルイス・ハミルトンが元の姿に戻ることをマクラーレンが望んでいると語った。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、オーストリアの『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙に対し、昨年のF1において、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がチームメートのハミルトンを打ち負かしたことは「最大の驚き」だったと語っている。
パフェットも、2011年はハミルトンにとって「多くの点でつらい年だった」として、『Sun(サン)』へ次のように語った。
「ルイスは、サーキットでもサーキット以外でも自分自身を見失っていた。個人的なことなどでいろんな問題を抱えていたよ。この冬の間に落ち着いてくれていればいいんだけどね。僕らはみんな、彼がそうしたことから癒やされて、冷静さを取り戻して、また最高の状態に戻ってくれることを期待しているよ。彼が最高の状態にあるときは、ほかの誰にも引けを取らないし、その上を行くことができるからね。十分にタイトルを狙えるよ」
パフェットはさらに、ハミルトンの復活はF1全体が望んでいることだと続けている。
「彼だって勝てるドライバーとして復活したいと願っている。去年は僕らが愛したいつものルイスを見ることはできなかったけど、彼には戻ってきてもらわないといけない。F1にとってもそれは同じだと思うよ」