2012年のF1で最後の空席となっているHRTのシートを得るには、少なくとも600万ユーロ(約5億9,000万円)を持参金として用意する必要がありそうだ。
スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』が報じたところでは、すでにHRTからの参戦が発表されているペドロ・デ・ラ・ロサのチームメート候補の筆頭は、オランダ出身のギド・ヴァン・デル・カルデである。
『Marca(マルカ)』紙は、ヴァン・デル・カルデが少なく見積もっても600万ユーロのスポンサーを持ち込めるとみられるが、「候補者は山ほどいる」とも伝えた。
ヴァン・デル・カルデは、17日(火)に『De Telegraaf(テレグラフ)』紙へこう語っている。
「いいニュースを待っているんだ。前向きな気持ちでいるよ」
「できる限り準備を整えるため、必死にトレーニングをしている」
スポンサーの持ち込みなどでチームに利益をもたらし、シートを買う“ペイドライバー”の増加を、F1のようなトップクラスのスポーツに悪影響を与えるものだと見る向きもある。
フェラーリのフェリペ・マッサは、自身のシート喪失説が流れる中で「何が起こるとしても、少なくとも僕はシートをお金で買ったことはないよ」とコメントした。