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2012年F1、DRSの使用区間を変更か

2012年01月19日(木)20:52 pm

2012年のF1では、決勝でDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使える区間が変更されるようだ。

オーバーテイクと呼ばれる追い抜き増加を目的に昨年から導入されたDRSは、リアウイングのフラップを開けて空気の逃げ道を作ることで一時的に最高速を向上させて前走車を抜きやすくするもの。しかし、ドライビング技術によって争われる純粋な戦いからかけ離れているとして、批判する意見があるのも事実だ。

だが、2012年もDRSの使用は継続される見込みであり、F1の統括団体であるFIA(世界自動車連盟)は、複数のサーキットにおいて決勝でDRSを使える区間の数や距離を増やすようだ。

フリー走行や予選では自由にDRSを使用できるものの、決勝では追い抜き増加のためだけに使用するため、指定された区間のみで、前走車の1秒以内に近づいた場合しかDRSの使用が許されていない。

「(オーバーテイクが)難しすぎると証明されたサーキットについて、DRS区間を延長することによりオーバーテイクを増やす目的がある。オーバーテイクが増えすぎたサーキットについてはDRS区間を短縮する用意がある」と『Autosprint(オートスプリント)』誌はつづっている。

DRSに賛成の姿勢を見せているドライバーの1人、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は次のように話した。

「大事なのはオーバーテイクできているという事実。なぜ抜けたかなんて誰が気にするんだい?」

「あるものを何でも利用するのはいいことだよ。特に、(ライバルに対して)直線が終わるまでに50メートルもの距離を稼げるのであればね」

「追い抜きが簡単すぎるよりはもう少し難しいほうがいいけどね」

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