ルイス・ハミルトンが、F1が夏休みをとる8月を迎える前にメルセデスと2022年以降に向けた新たな契約を結びたいと語った。
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2020年シーズンにそれまでの契約が満期を迎えたハミルトンだが、新契約に関するトト・ヴォルフ(チーム代表)との交渉は例を見ないほど長引いてしまった。やっと今年に入ってから合意に至ったものの、それは2021年だけの単年契約となっている。
それでも、少し前までは2022年に向けた契約交渉を急ぐつもりはないとしていたハミルトンだが、なぜか突然バルセロナで行われた先週末F1スペインGPで勝利を収めた後で次のように語った。
「たしかに、今年の1月や2月のような状況になることは絶対に望んでいないよ」
「それによって僕の冬は台無しになってしまったし、トトの冬も休んでリラックスするという意味では有益ではなかったと思うよ」
「もちろん、急ぐ必要はないんだけれど、分別を持って会話を始めなければならないと思っているよ」
「それはものすごく複雑だし、決して簡単な手順ではないから、実際の仕事に支障がない限り、すぐに始められるといいね」
そう語った36歳のハミルトンは次のように付け加えた。
「まだ19レースが残っているけれど、夏休みの前に整えることができればすごくいいだろうね。そうすれば夏休みの間に将来に向けた明確なイメージを持つことができるからね」
2021年限りでのF1引退も噂されていたハミルトンだが、最近のコメントを見る限り、2022年以降もメルセデスでF1を続けたいという思いが強くなってきているのは間違いなさそうだ。