F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、マクラーレンがF1第18戦アメリカGP(11月17日決勝)の舞台となるオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで予定していた2011年型車を用いてのピレリタイヤテスト実施を認めなかったことが3日(木)に明らかとなった。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、マクラーレンとF1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、10月中旬に1,000kmに及ぶテストの実施を予定していたが、FIAから実施許可を受けることができなかったという。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ピレリの費用負担によって行われる予定であったテストは、アメリカGP開催のたった数週間前にまったく同じサーキットを使って行われることになるため、FIAがこの申請を拒絶したのだと報じた。
「マクラーレンとチーム別ランキングを争うフォース・インディアを含むライバルがそれに文句をつけたのだ」
そう書いたミハエル・シュミット記者は、次のように結んでいる。
「今後、ピレリとマクラーレンは新世代のタイヤのテストを行うために、どこか別のサーキットを探す必要が出てくる」