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F1専属医師追放の陰にバーレーン問題?

2013年05月21日(火)12:16 pm

昨年までF1専属医師を務めていたゲイリー・ハートスタインが、政情不安のためレース開催に関してさまざまな反対意見があったF1バーレーンGPに対する自分の姿勢が、F1から去ることへつながったと主張している。

アメリカ人のハートスタイン医師は、かつて長年F1専属医師を務めた故シド・ワトキンス博士により抜擢され、その後任として過去10年にわたってF1の主任専属医師を務めていた。だが、昨シーズンの終了時、F1を統括するFIAのジャン・トッド会長はハートスタインとの契約を延長せず、彼はその職を失ってしまっていた。

「私の解任については、ある程度個人的な理由がからんでいたと思っている」

『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったハートスタインは、さらに次のように続けた。

「何人かの人たちは、私のやりかたが気に入らなかった」

「その決定は、(2012年の)バーレーンGP前に下されていた。なぜなら、私が集中緊急通報の仕組みを作りたいと考えていたからだ。そしてそれはバーレーンのためだけに提案していたものではなかった」

「それはよい考えだと言ってくれた者がいて、彼らは会長(トッド)とその件についての話をしたんだ。その30分後に会長が、バーレーンは戦闘地域なんかじゃない、と怒鳴りながら私に向かって走り寄ってきたよ」

「あれが、私の解任の大きな要因となったと思っている」

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