ケーターハムのチーム代表トニー・フェルナンデスは、同チームが最近雇った人材がいずれ代表の役割を引き継ぐだろうと語った。
21日(金)にケーターハムはシリル・アビテブールのCEO就任を発表した。アビテブールはこれまでエンジン供給メーカーのルノーでマネジングディレクター代理を務めていた人物だ。チーム代表の座は、今のところフェルナンデスが留任する。
しかしフェルナンデスは「思っているほどチームにかかわれていない」との思いからアビテブールの就任に至ったと明かした。
フェルナンデスはほかにもエアアジア航空、レジャー関連グループの「チューン」を運営しており、さらにイギリスサッカープレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズの会長も務めている。
「私は(F1)にあまりかかわれていない、だからチームにはリーダーが必要だ」とフェルナンデスはシンガポールで語る。
「シリルは私が長年引き抜こうとしていた人材で、今回ルノーの理解も得て、ついに説得することができた」
アビテブールが新しいチーム代表なのか? と問われると、フェルナンデスは「いや、チーム代表にはもう少し私が留任するが、多分いずれね」と答えた。