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F1第11戦ハンガリーGPレースレポート

2012年07月29日(日)23:23 pm

2012年F1第11戦ハンガリーGPが7月29日(日)、ハンガロリンク(1周/4.381km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝で、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が優勝した。

レーススタート時の天候は晴れ、気温30℃、路面温度は46℃。スタート直前、17番グリッドのミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がエンストしたため、スタートが延期に。仕切り直しのスタートでは、ポールポジションのルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップの座を守ったが、3番手スタートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2番手ロメ・グロジャン(ロータス)に追い抜きを仕掛けた。

グロジャンはベッテルを抑えて2番手を維持したものの、2コーナーにかけて4番手スタートのジェンソン・バトン(マクラーレン)がベッテルに襲いかかり、バトンがベッテルを抜いた。また、15番手スタートの小林可夢偉(ザウバー)は19番手に順位を落としている。

トップのハミルトンはスタート直後からグロジャンを引き離し、6周目終了の時点では2.2秒差に。グロジャンもファステストラップを更新しながらハミルトンを追うが、ハミルトンよりもわずかに速い程度のため、一気にタイム差が縮まることはない。また、可夢偉は8周目終了時にピットへ入り、ソフト側のタイヤからハード側のタイヤへ交換した。

10周目終了時、ハミルトンとグロジャンの差はあまり変わらず2.3秒。その一方、3番手のバトンがグロジャンから遅れ、3.7秒差をつけられている。バトンの後方1.5秒にベッテルがつけている状態だ。

15周目終了時にバトンがピットへ。バトンはソフト側のタイヤからハード側のタイヤへ交換した。17周目終了時にはベッテルがピットイン。しかし、再びソフト側のタイヤを装着したベッテルはバトンを抜くことができず、バトンのすぐ後ろでコースへ戻っている。次の周にはトップのハミルトンもピットへ。20周目終了時にグロジャンがピットイン。グロジャンは再びソフト側のタイヤを装着し、ハード側のタイヤへ交換したハミルトンの後ろでコースへ戻った。

21周目、グロジャンがファステストラップを更新しながらハミルトンとの差を詰める。21周目終了時の段階で、両者の差は2.6秒。その後もグロジャンはハミルトンを上回るペースで走り、24周目終了時にはついに0.9秒差にまで迫った。これでグロジャンはホームストレート上でDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使えるようになる。その後、両者の差はいったん1.7秒にまで広がったが、31周目終了時には再び0.9秒差に。しかし、32周目にグロジャンがバランスを崩す場面もあり、タイム差は1.3秒に。

34周目終了時、3番手のバトンがピットイン。そして、ここでベッテルがファステストラップを更新し、ピットストップでバトンを抜こうとしている。一方のバトンは、ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)の後ろでピットアウトしてしまい、自分のペースで走れていない。そして、37周目終了時にはトップのハミルトンと2番手グロジャンとの差が0.7秒にまで縮まっている。

38周目終了時、ベッテルがピットインしてハード側のタイヤへ交換し、セナとバトンの前でコースへ復帰。次の周にはグロジャンがピットへ入り、ハード側のタイヤを装着。そのさらに翌周、ハミルトンもピットへ入り、ハミルトンはグロジャンの前でコースへ戻った。ハミルトンは再びハード側のタイヤを装着している。これでキミ・ライコネン(ロータス)がトップに立ったが、ライコネンは速いタイムで走行してハミルトンとの差を広げる。

しかし、目の前から周回遅れがいなくなったハミルトンもペースを上げ、ライコネンとほぼ同タイムで走行。そしてライコネンは44周目終了時にピットイン。ライコネンはグロジャンの目の前でコースへ戻り、1コーナーは2台が横並びの状態になったが、ライコネンがグロジャンを抑えて2番手に。

ピットアウト後のライコネンは、ハミルトンを上回るタイムで走り、徐々にハミルトンとの差を縮めている。49周目終了時に両者の差は2.6秒。そして52周目終了時には両者の差が0.9秒に。しかし、ハミルトンも自己ベストタイムを更新しながら走っており、なかなかライコネンはこれ以上差をつめられない。

その後、周回遅れが出てくるタイミングで差が詰まることはあるものの、ライコネンはハミルトンを攻めきれず。結局、ハミルトンが逃げ切って今季2勝目を記録した。可夢偉はレース終了直前にピットへ戻ってリタイアしたが、リザルト上は18位完走扱いになっている。2位から10位までの結果は次のとおり。

2位キミ・ライコネン(ロータス)、3位ロメ・グロジャン(ロータス)、4位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、6位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、7位ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、8位マーク・ウェバー(レッドブル)、9位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、10位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)までがポイントを獲得した。

【結果】F1第11戦ハンガリーGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第11戦ハンガリーGP決勝の結果
F1第11戦ハンガリーGP終了後ランキング

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