マクラーレンのジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスが、モンツァ・サーキットで行われるF1第12戦イタリアGP(9月8日決勝)に向けて意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「モンツァは大好きなんだ。 歴史のあるサーキットは楽しいんだよ。モンツァは有り余るほどの歴史があるよね。カレンダーでも最高のサーキットのひとつだよ。独特の場所だ」
「ホッケンハイムリンク(ドイツGP開催地)の旧コースがなくなってしまったから、超低ダウンフォース設定をするサーキットは、もうここだけになってしまった。 クルマが一気に加速するのを全身で感じて、アクセル全開で走っていると、暴れ出すような感じと自由な感じを受けるんだ。そして、ブレーキングは予測不可能できわどいね。でも、だからこそモンツァは特別なチャレンジができるんだ。ほんとうに楽しいよ」
「クルマをしっかり走らせることができれば、モンツァである種のリズムに乗れるんだ。すごく速く走れて、ラップ全体の流れもよくまとめきれる。こんなサーキットは、ほかにはないよ。さらに、マクラーレンがこのモンツァで50周年を祝えることに心から感謝している。モンツァもマクラーレンも、モータースポーツの歴史に残る名前だ。この2つが欠けたF1なんて想像もできないだろう。だから、チームとして僕たちがどれほど強く深くつながっているか、結果を出して証明したいね」
セルジオ・ペレス
「モンツァは多分F1でも1番美しいサーキットじゃないかな。歴史もあるしね。現地に着いた瞬間から、ほかのどんな場所とも違うことを感じられるんだ」
「僕がF1デビューして以来、最高のレースは去年のモンツァなんだ。日曜の午後にすべてがうまくいって、タイヤもきちんと管理できてアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)を追い抜いて2位でゴールできた。デビュー以来、自己最高位タイの順位だったんだよ。あれはすごい日だったな」
「スパ(ベルギーGP開催地)では、ポイントを取れる速さがあったはずなのに、いい結果が出せなかったから、次こそはと思っているよ。ハンガリーとベルギーでもそうだったように、上位を争えるとは思っていないけれど、ポイント圏内でのフィニッシュを狙えるはずだと思っている。チームの努力次第だし、ドライバーがレースであらゆるチャンスを生かして走れるかにかかっているからね。レースをしていると、予選でいいラップを走れたりレースで戦略がぴたりとはまったりすると、違った結果がついてくるんだ。最高の経験さ。だから、いつものように、とにかくすべての周回でプッシュしていくよ」